ISKO STRECH Denim Pants

ジャケットが似合う、大人の男性のためのジーンズ

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自身のブランドであるレッドカードをはじめ、これまでに100近くものブランドのジーンズプロデュースを手掛けてきた本澤裕治氏。レディスブランドの23区では、6年前よりジーンズの製品化に携わっています。そして2018年春、オンワード樫山の全ブランドで本澤氏がデニムアイテムを監修する"オンワード ブルーキャンペーン"を実施。23区HOMMEにも、待望の本格ジーンズがデビューすることになりました。

「大人の男性がジャケットに合わせられるジーンズが今回のテーマです。あと、今はストレッチが必須なので、最新のストレッチデニム生地を使いました」と、本澤氏が話します。実は、生地には ISKO STRAIHGHT STRECHとISKO 2WAY STRECHという2種類を用意し、それぞれで同じデザインのジーンズを製品化しました。ISKO STRAIHGHT STRECHは、縦方向のみストレッチする生地で穿きやすさを追求。横方向の伸びを抑えて引き締めることで、体型をカバーすることを特徴としています。つまり穿きやすさだけではなく、あわせて美脚補正を狙ったモデルになっています。

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一方のISKO 2WAY STRECHは、縦だけでなく横や斜めなど全方向に伸びる生地。「360°伸びるのでさらにフィット感が得られます。とにかくラクで、まるで穿いていないような着用感。ストレッチではあるもの元に戻る力が強いため、膝抜けしにくい点も特徴です」と本澤氏。これらのストレッチデニム生地をつくっているのは、ISKO(イスコ)というトルコの生地メーカー。日本では決してメジャーな存在ではありませんが、デニム生地の生産能力は世界一の規模を誇ります。世界的に有名なブランドもこぞって採用し、中でもストレッチに関する技術には定評があります。本澤氏の話によると、今回使ったものは日本が誇るハイクオリティなデニム生地よりも高価なものなのだそうです。

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ターゲットを明確にし、優れたフィット感を実現

本澤氏がジーンズを考えるときに使うキーワードに"3F"という言葉があります。FIT(フィット)、FABRIC(生地)、FINISH(加工)という3つの要素が重要という意味で、今回最もこだわったのはフィットだと言います。「フィットをよくするために、僕たちは対象の年齢をある程度特定して考えます。2種類の生地を用意したのも穿き心地を追求するためです」と振り返ります。

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理想の穿き心地を追求するために行ったのは、メインのターゲットになる40代を中心に、社内の人たちに集まってもらいフィッティングをしたこと。世の中の指標となるブランドのジーンズを10本ほど試着してもらい意見を集約しました。これまでにさまざまなブランドのジーンズに携わってきた本澤氏から見ても、これだけ手間暇をかけてフィットを追求していった方法はあまり例がないそうです。

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ターゲットを絞り込み、ストレッチデニム生地やフィットにこだわったことで完成した、23区HOMMEのジーンズ。フィニッシュに関してはジャケットに似合うことや、ターゲット層の人たちに馴染みやすいかどうかという点を考慮し、バランスのよい適度なユーズド感を表現しました。でき上がったジーンズを本澤氏自身はどのように評価しているのでしょうか。「穿き心地という機能性には徹底的にこだわりましたが、デザインはオーセンティックな5ポケットのストレートシルエット。シンプルな仕上がりに23区HOMMEらしさを表現することができたのではないかと思っています」とのこと。

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しかし、このジーンズを通じて本澤氏が言いたいことは他にもありました。それは大人の男性にジーンズをもっと穿いてほしいこと。「僕は普段スーツを着ている人たちにこそ穿いてほしいと思っています。"オンワード ブルーキャンペーン"もその一環で、海外では大人が普通にジーンズを楽しんでいるのに、日本だとなかなかそうにはならない状況を何とか変えたい。今回のプロジェクトでは、ジーンズは決して若い人たちだけのものではないということを表現できて、とても満足しています」と、まとめてもらいました。23区denimブランドとして、来シーズン以降の展開にも期待が高まります。

ISKO STRAIGHT STRETCH/PPNSYS0101/¥19,000+ tax ONLINE STORE
ISKO 2WAY STRETCH/PPNSYS0102/¥19,000+ tax ONLINE STORE

本澤裕治氏プロフィール

1989年にジーンズメーカー国内大手のエドウィンに入社。「エドウィン503」の企画をはじめ、約10年にわたってジーンズづくりを習得した後、リーバイ ストラウス ジャパンに転職。「リーバイス501」のモデルチェンジを手掛ける他、海外視察を重ねる中でジーンズの世界基準を学ぶ。その後、独立してジーンズの企画会社である有限会社ドクターデニムホンザワを設立し、2009年に自身のブランドとしてレッドカードをスタート。国内外を問わず、これまでにジーンズのプロデューサーとして企画や監修に携わったブランドは100近くになる。
2013年より23区のデニムブランドとして立ち上げた23区denimのプロデュースを担当。2018年には、“オンワード ブルーキャンペーン”を通じて、23区、23区HOMME、iCB、組曲、五大陸、SONIA RYKIEL Collection、J.PRESS、TOCCA BAMBINI、anySiS、BEIGE,、TOCCA、JOSEPH ABBOUD、自由区の各ブランドのデニムアイテムを手掛けている。

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